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無汗症とは、無汗症の人が困ること

多汗症とは逆に、汗が極端に少なくてほとんどかかないことを、無汗症または乏汗症といいます。

汗は、身体の体温調整に非常に大切な役割があり、気温が上がったりして必要なときに汗をかかない場合、体内に熱が貯まってしまい、ひどくなると熱中症やめまい、痙攣、失神などを引き起こすことがあります。
これは、汗を分泌する汗腺が疾患など何らかの理由で、萎縮してしまったり、塞がってしまったりすることが原因です。

また、生まれるつき脳や脊髄の機能が充分働かない場合など、ごくまれに男性のみ先天的な理由によることもあります。

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身体の一部分が無汗症の場合ほとんど気づくことがなく、無汗症の範囲にもよりますが、日常生活においてもさほど大きな影響がありません。

アトピー性皮膚炎の場合は、炎症を起こしている箇所では汗線が塞がってしまい汗が出なくなることがあります。
無汗症の範囲が広く全身に及ぶ場合は、体温調整がうまく機能しませんので、熱中症などを起こすことになります。

そのため、体温が高くならないよう運動を控えたり、気温が高い環境で過ごさないようにするなど、日常生活で多くの制限をされることがあります。
できるだけ早く、専門医などで診察してもらって、原因となる疾患を治療してもらいましょう。

ただ、先天性の場合、現在のところ有効な治療方法がないので、専門医などとよく相談して、生活環境に充分気をつけなければなりません。

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