制汗剤の使用法
多汗症の対処法として有効な制汗剤は、対象部位を清潔にしてから使用するのが最も効果的です。
入浴後に制汗剤を使用するのが、ベストなタイミングでしょう。
夏は朝にシャワーを浴びてすっきりした後、制汗剤で仕上げをすると気分も爽快になります。
外出前に入浴やシャワーののち制汗剤を使用しても、外出すればどうしても汗をかいてしまいます。
外出先での制汗剤はかいた汗をよく拭き取ってから使用するのがコツです。
面倒だから、恥ずかしいからと言って一手間惜しまないようにしましょう。
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汗を拭き取る際には乾いたタオルでもよいですが(最近ではコンパクトで持ち運び便利なハンディタオルがいろんなデザインで出ていますね)、ウエットタイプの拭き取りシートがお勧めです。
汗と一緒に汚れも拭き取れるからです。
注意事項として、抗菌作用の強い制汗剤は、あまり常用してはいけません。
副作用が起きるかもしれないからです。
人の皮膚には常在細菌叢(フローラ)という善玉の細菌が存在します。
これらフローラは、より強い細菌の繁殖を抑える働きをしています。
使用する制汗剤の抗菌作用が強ければフローラの働きまでも弱めてしまい、強い細菌がかえって繁殖してしまう可能性があります。
もし使うときは2、3日使用→1日休む、を繰り返すなどして使用して下さい。
もう一つ、更年期の方の多汗の症状には、制汗剤の効果は期待しない方がよいでしょう。
もし頻繁に制汗剤を使うと汗腺が詰まってしまい、本来必要な発汗機能が低下してしまう可能性があります。
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