汗じみの取り方
汗による衣料の汚れは、ドライクリーニングを利用しなくても、通常の家庭の洗濯で充分落ちます。
汗のほとんどが水でできていますし、塩分やタンパク質といった汗の成分も水に溶けやすいためです。
水のかわりに有機溶剤を使って汚れを落とすドライクリーニングは、油系の汚れはよく落としますが、汗などの水に溶けやすい汚れは落とせません。
特に汗をかいてすぐであれば、汗じみはより落ちやすく、洗濯後すぐにきれいになります。
また、汗をかいて1日程度であれば、お酢を2倍程度に薄めて汗じみの箇所に吹き付けたり、染み込ませたタオルで軽く叩いたりするときれいに落ちます。
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しかし、汗は水以外にもいろんな成分が含まれているため、汗じみを何回も繰り返すうちに、完全に落ちずに残っているとやがて色が変わり黄ばみになります。
黄ばんでしまった古い汗じみは、薬品を使用して落とします。
汗じみの箇所を、2倍にうすめたメチルアルコールで湿らせた後、オキシフル10パーセント液で酸化漂白します。
ただし、薬品を使用する場合は、衣料の素材に注意する必要があります。
予防法として、一般的によく知られているのが、スプレー式の洗濯糊を服を着る前に、脇の下などの汗のかきやすい箇所にスプレーしておくことです。
そうすることによって、汗をかいて汗じみになっても、洗濯の際に洗濯糊と一緒に洗い流すことができます。
また、防水スプレーをよく汗をかく箇所にスプレーしておくと、衣服に汗が染み込みにくくなるので、汗じみになりません。
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