赤面性の人は多汗症?
前に出ると急に話しができなくなったり、手足が震えたりして、どうしたらいいのかわからなくなる症状を、あがり症といいます。
同じように、人前でるとすぐに顔が赤くなってしまい、かえってそのことをばかりを意識してしまう症状を、赤面症といいます。
あがり症も赤面症も、極度の緊張状態やストレスで神経が敏感に反応することにより表れる症状で、両方とも多汗症におおいに関係があるといわれています。
あがり症や赤面症は、多汗症とはまったく別の病気だと思われますが、併発して表れることも多くあるので、その意味でも大きく関連性があるとされています。
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もともと、あがり症や赤面症で敏感に反応する神経は、多汗症と同じ交感神経だといわれており、いずれも同じ自律神経系です。
自分以外の外からの刺激に、交感神経が敏感に反応し、緊張状態になると血流が増え体温を上げてしまいます。
あがり症や赤面症、多汗症の症状が一度出てしまうと、それらの症状に対してどうしようという恐怖を感じ、悪化させてしまいより体温を上げてしまいます。
体温の上昇を防ごうとしたり、体温を下げようとするために、赤面したり多くの汗をかいたりするのです。
多汗症の治療手術として、症状に関係する交感神経の一部を切除する交感神経切除術(ETS)がよく行われていますが、この手術は、あがり症や赤面症の治療として行われたり、多汗症との合併症の治療を目的として行われている実例もあります。
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