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多汗症の治療方法-イオントフォレーシス療法

欧米で一般的に行われている多汗症の治療法として、イオントフォレーシス療法というのがあります。

このイオントフォレーシス療法のきっかけとなったのは、実は日本人によるものなのです。
1935年に東北大学の市橋先生という方が、手などを浸した液体の中に電流を流すことで汗の量が減少するという報告を行ったことがきっかけとなりました。

イオントフォレーシス療法の具体的な治療内容は、まずトレイ容器などに水を張り、そこに手や足などの多汗症の部分を浸します。

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そしてその手や足などを浸した水に弱い電流を流すことにより刺激を受けて、汗の発生を抑えるというものです。
この治療法の場合、治療して即日効果が表れるのではなく、2~6週間ほどしてからしか効果が表れません。

多汗症の症状や場所にもよりますが、一般に治療を始めてから2ヶ月程度で症状が軽くなり始めます。
重症の方は、ほぼ毎日の治療が必要となる場合もあります。

イオントフォレーシス療法は定期的行わなければなりませんが、副作用がなく身体への負担が少ないといわれているので安心です。
イオントフォレーシス療法を行なう病院などへ、継続的に通院しなければならないため、最近は同じ原理で家庭でできる、イオントフォレーシス療法の治療機器もネット通販などで販売されています。

副作用がないというのは非常に魅力的ですが、治療を中止すると2~3か月程度で治療前の状態に戻ることが多いようです。

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