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汗の成分

はそのほとんどが水ですが、なめると少し塩からい味がします。
これは、汗の成分に塩素とナトリウムの化合物である塩化ナトリウムが含まれているためで、塩の主成分と同じです。

塩化ナトリウム以外にも量としてはわずかですが、カリウムやマグネシウム、カルシウム、鉄、重炭酸、亜鉛など多くの成分が含まれています。
その成分も常時同じではなく、人によって異なったり、同じ人でもその日の体調や運動量などによって変わります。

汗も尿などと同じ体内の不用物で排泄物であると思いがちですが、実は血漿と同じ成分でできています。
血漿はいろいろな成分を運んだり、身体の機能調整を行ったりしますが、やはり汗も体温調整などの身体の機能を調整する役割を持っています。

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限りなく水に近く、すぐに乾くさらさらした感じの汗はよい汗で、大切な成分をあまり含んでいません。
反対に、大粒で流れるようにべたつく汗は、ミネラルなどの大切な成分を多く含んでおり、よくない汗だとされています。

汗の成分である塩化ナトリウムですが、塩素とナトリウムのどちらが身体にとって重要なのかというと、実はナトリウムの方が重要なのです。
ナトリウムは身体の体液のバランスをとる重要な成分で、このナトリウムを調整することで、人間は体内の水分を調整していることになるのです。

そのため、大量に汗をかいたら、単に水だけ補うのではなく、ナトリウムも補わなければならないと思いがちですが、このナトリウムは日常の食事から充分取ることができるので、あらためて取る必要はないという説もあります。

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